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2020年5月18日 (月)

病原微生物の氾濫の再読終了

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この本が出版されたのは1996年、書店の新刊書の書棚に並んでいた本を購入。

写真やグラフなど一切使わない文字だけの本、しかも私には読めない漢字が時々使われているので、漢和辞典を傍に置いて最後まで読んでいます。(鉛筆で読めない字にふり仮名が) でも20年以上前なので、内容はほとんど忘れてしまっていました。

著者はこの本の始めに、

 「感染症が再び我々を襲って戦争や飢餓を上回る数で命を奪おうとするときには、知らぬふりをしているわけにはいかない。そのような危機がこれからの五十年内に起きて我々そして子供たちの生活に影響を及ぼすようになるかもしれない。相手を理解することによってのみ、その速度をゆるめ進路を変えさせることができるのだ。その理解を深めるには、われわれ人間とそれ以外の生物界との関係を新たに見直さなければならない。この本はそれを目的としている。」と著者はしるしています。

また、最終章には

 「二十一世紀には残酷な試練があるだろう。感染症は依然として世界各地で死因の王座を占め、それはずっと先まで続くだろう。・・・・・・・・。」と結んでいます。

 今、コロナウイルスで世界中大変なパニックに・・・・収束することを誰もが望んでいるけれど、簡単にはいかない気がします。この本は人類歴史と疫病の関係をたくさんの文献から研究した、大変な力作です。二十世紀の後半のたくさんのウイルスの出現を見ると現時代の危うさが読み取れます。

著者アーノ・カーレンはこの本を1991年に書いたと記しています。今から、ちょうど30年前になります。文中の予言的な、「50年内・・・」および「二十一世紀には・・・・」という文章を読むと、訳者あとがきに「科学と医学と社会の歴史として腰を据えて論じた力作である」と記された文章で、この本の重みを感じ取ることができます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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